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ニシンの郷で食を学ぶ
北海道は江戸時代から昭和初期にかけてニシン漁の最盛期でした。ニシンは100年以上にもわたって多くの人々の重要な資源だったのです。生での食用のほか、干して保存する「身欠きニシン」や、農産物の肥料にするなど、その利用価値は大変高く、高価に取引されました。北海道にはニシンビジネスで豪商と言われた多くの親方が誕生し、中でも大正7年の北海道内高額納税者20人中3人が、祝津御三家といわれる白鳥・青山・茨木です。この御三家の邸宅などは、今も現存しています。御三家が物語る祝津とニシンの歴史を学びながら、地元の人たちが古くから食している料理を作り、食べることの大切さを学びます。
「三平汁(さんぺいじる)」は、200年以上も前から食べられていた料理で、北海道の郷土料理として広く知れ渡っています。冷蔵庫のない時代は魚を塩づけにして保存していました。塩づけの魚をダイコンやニンジンなどの野菜と煮込み、魚についた塩だけで味付けしたものです。秋にとれた魚や野菜を使った調理法のひとつで、長い冬を過ごす北国の知恵や、食べることを大切にした昔の人の工夫を知ることができます。
[対象] 中学生・高校生
[期間] 5~11月
[受入人数] 10名~20名
[所要時間] 3時間
[料金] 中学生1,300円/高校生1,600円
[学習場所] 茨木家中出張番屋
[お問い合わせ先]
NPO法人おたる祝津たなげ会
北海道小樽市祝津3丁目303 番地
TEL.0134-26-6160
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